2025年後半にフェラーリから発表された「849テスタロッサ」。
伝説の名車「テスタロッサ」の名を冠したSF90ストラダーレの後継モデルとして、世界中のファンから大きな注目を集めています。
しかし、その革新的なデザインゆえに、SNSや車ファンの間では「ダサいのではないか?」という議論が巻き起こっているようです。
今回は、最新モデルがなぜ賛否両論を呼んでいるのか、その理由を整理してお伝えします。
849テスタロッサはダサい?

849テスタロッサが「ダサい」かどうかは個人の好みによりますが、非常に好みが分かれるデザインであることは間違いありません。
最新の空力技術とV8ハイブリッドの1050馬力という圧倒的なスペックを誇る一方で、外観については伝統派と革新派で意見が真っ二つに割れています。
理由は、1980年代のアイコンだった初代テスタロッサのイメージが強すぎるためです。
新型は現代的なハイパーカーのシルエットを採用しており、かつてのワイドでフラットな造形とは大きく異なります。
モータージャーナリストの清水和夫さんら専門家からは技術的な完成度を高く評価する声も上がっていますが、一般ユーザーの反応はまだ複雑なようです。
現時点では、この斬新なフォルムが次世代のスタンダードとして受け入れられるのか、あるいは異端児として記憶されるのかは分かっていません。
フェラーリが新たな時代を切り拓こうとした野心的な挑戦であることは確かでしょう。
価値観によって評価が真っ二つに分かれる一台です。
849テスタロッサがダサいと言われる理由はなぜ?

デザインが批判的に見られてしまう主な理由は、フロントマスクの独特な配色と、先代モデルへの強い思い入れにあります。
特にフロント部分の黒い帯のようなパーツが、これまでのフェラーリのエレガントなイメージと異なると感じる人が多いようです。
象徴的なパーツへの違和感が、ネガティブな意見に繋がっていると考えられます。
フロントの「黒い帯」と顔つきの印象
最も議論を呼んでいるのが、フロントボンネットからライト周りにかけて配置された黒いカラーリングのアクセントです。
一部のファンからは「目隠しをしているようだ」「出っ歯のように見える」といった厳しい声も上がっています。
これは空力性能を追求した結果のデザインですが、視覚的なインパクトが強すぎたのかもしれません。
フェラーリのデザイン責任者であるフラビオ・マンゾーニさんが率いるチームは、過去のオマージュよりも未来志向を優先したと見られます。
しかし、この「黒い帯」が顔の印象を複雑にしてしまい、シンプルさを好む層には受け入れがたい要素となっているようです。
フロントマスクの印象が、第一印象を大きく左右していると言えます。
初代テスタロッサの面影が薄い
「テスタロッサ」という名前を聞いて、多くの人が思い浮かべるのはサイドの大きなスリット(フィン)ではないでしょうか。
849テスタロッサは、その象徴的なサイドスリットを採用せず、現代的なエアインテークに置き換えています。
名前が同じであるからこそ、期待していたビジュアルとのギャップに落胆するファンが少なくありません。
機能面では3モーターとV8ターボを冷却するために最適化された形状ですが、情緒的な結びつきを求める読者には物足りなく映るようです。
伝説的な名前を復活させたことが、逆にデザインへのハードルを極端に上げてしまった側面は否定できないでしょう。
伝説の車名を継承したからこその、避けられない比較かもしれません。
他メーカーに似た「ジェネリック」感
最近のスーパーカー市場では、空力効率を極限まで高めると、どうしても似たようなシルエットになりがちです。
849テスタロッサに対しても、「マクラーレンや新興ブランドの車のようだ」という意見が散見されます。
フェラーリ独自の「艶やかさ」よりも、数値上の性能を優先した冷徹な造形に見えることが原因かもしれません。
エンブレムを隠すとどこのブランドか分からないという指摘は、ブランドの個性を重んじるファンにとって致命的なポイントとなります。
もちろん実物を見れば圧倒的なオーラがあるはずですが、写真から受けるデジタルな印象が「ダサい」という言葉に繋がっている可能性があります。
ブランドの個性をどこに求めるか、ファンそれぞれの想いが表れています。
まとめ:849テスタロッサは伝統と革新の狭間で揺れる野心作
849テスタロッサを巡る「ダサい」という声は、決して車としての完成度が低いことを意味するものではありません。
むしろ、フェラーリがこれまでの伝統を一度壊し、次の10年を見据えた新しい美学を提示した結果、生じた摩擦であると言えます。
V8エンジンの1気筒あたりの排気量490ccに由来する「849」という称号からも、メカニズムへの強い自信が伺えます。
批判の多くは視覚的な「慣れ」の問題である可能性も高く、実際にサーキットや街中でその走る姿を見れば、評価が一変することも珍しくありません。
かつてのテスタロッサも登場時は衝撃的でしたが、今では永遠のクラシックとなりました。
849も同様に、時間が経過することで「時代を先取りしすぎた傑作」として再評価されるかもしれません。
現時点では、その先進的なルックスに戸惑う声が目立ちますが、1050馬力のハイブリッドパワーがもたらすパフォーマンスは、どんな批判をも黙らせる説得力を持っています。
この車が数年後にどのような立ち位置にいるのか、公道での目撃情報が増えるのを待ちたいところですね。
今後、このデザインがどう馴染んでいくのか見守っていきたいですね。


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